家族のいる中で
おはようございます、ベロです。
家族会発足の話をしましたが、やはり、家族の中に当事者がいるということが、いいのかどうか、いつも考えています。
今のところは、本当にあり難いことに、新しく来られた方も、いつものメンバーも、当事者の話を聴けて、参考になりますと、ありがたい言葉を頂けます。
ですが、これもひとつは危険で、私の考えが、得てしてギャンブル依存症当事者の考えていることの代表になってしまっては行けないのです。
そして、そうならないために、色々考えながら、お話をさせてもらうのですが、やはり、当事者は家族にはメッセージは運べないのかなあとか思います。
私の経験から、もしかしたらその当事者はこんなふうに考えているんではないかな?とかを話すことは出来ます。
けど、私のメッセージが、最初の頃はとくに、家族にはこうしてもらいたいというお願いみたいになってしまっていました。
もちろん、家族がギャンブラーにお金を渡しては行けないとか、金銭管理をしないとか言うのは普通の話なのですが、家族にはどうあって欲しいとか、お願いばかりしていたように思います。
いつも私は、当事者のことを考え、コントロールしようと思っても、家族がコントロールすることも出来ないし、ましてや治すこともできません。
もし出来るとしたら、きちんとお金の蛇口だけしっかり閉めて、きちんとギャンブラーを追い込んで、降参するのを待ち、そしてそれから、当事者がどうして行くか見守って欲しいということをいいます。
そして、家族はギャンブラーの気持ち、行動を理解することもできません。
病気特有の考えというのは、依存症になった当事者でないと分かりません。
当事者同士が分かり合える、寄り添えるというのは、その思考が分かるからです。
追い詰められた時の信じられないような行動、家族や周りの人達を巻き込んでもなんとも思わない考えとかも、いわば狂った状態を経験してない方は分かるはずがないのです。
家族は、こんなにあなたのことを思っているのに、と思われる方、とくにお母さんの立場の方はよく言われますが、本人には、気持ちはきちんと伝わっていると思います。
ただ、病気がそうさせる、信じられない行動をさせる、というのを理解して貰えたらと思いますが、難しいのでしょうね。
だこら、やはり家族に対してのメッセージと言うより、私は、その後ろにいる当事者に向けてのメッセージを話すように今は努力しています。
そして、それは、ほんの少しずつですが身を結んで来ています。
私は家族会に来られた方に、大体名刺をお渡ししています。
そして、きちんと家族が、対応されて、本人がそこをついた時に、私の連絡先を教えてくださいと言っています。
そこをついている当事者には、私の話は入ります。だけど、私も勿論経験済みですが、ギャンブルに頭が支配されているうちは、私達回復を目指す当事者の話も届きません。
だからこそ、当事者がどうにもならなくなる手助けをお願いするのです。
遠回りに感じるかもですが、底をきちんとつかせて、回復に向かうのが、1番の近道です。
そして、治療に入る、自助グループに繋がれば、それが1番優先です。
またギャンブルをして、落ちていけば、また1からです。
仕事よりも、時には家庭よりも、回復への努力が優先する時はあると思います。
そして、回復の先には、みんなの幸せは待っていると思います。
金銭的な成功は遅れるかも知れませんが、心の幸せは、回復すればするほど、当事者も、家族も実感できると思います。
結局お願いになるのですが、家族の皆さんは家族の回復、幸せを優先してください。
当事者のことは当事者にお任せ下さい🤗
私だけではなく、多くの仲間たちはそうやって、仲間の中で回復してきました。
ごめんなさい、また熱くなってしまいましたかね😃
それではまた明日😄😄
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