周年記念で繋がる ベロの物語㉒
周年記念の会場から立ち去ろうとした時、たまたま元妻の車が目の前を通り過ぎたので、慌てて会場に走って行きました。
なにせ、大して情報も入れることなく、周年記念がどんなものかも分からない私は、その会場の、イメージとの差に、戸惑っていました。
話しかけたら、ギロっと睨まれて、無愛想に、喋るおっさん達が何人かいる、ていうイメージがありました。ギャンブル依存症のおっさん達だから、タバコふかして座り込んで、病んでいるみたいなイメージ。オッサンヤンキーみたいな🤣
会が始まる前に、皆さん思い思い集まって話をしているのですが、笑顔で話し合っていて、また何人かはハグなんかしていて、えらく楽しそうな雰囲気だったので、なんだろうこの会は、本当に大丈夫だろうか?
そして陰気な雰囲気もなく、受付をした方も、笑顔で、
「初めての方ですか、ようこそいらっしゃいました、ありがとうございます!」
と握手をしてくれました。いよいよ分からず、会が始まりました。
何せ、病んでいたし、8年前なのであまり覚えて居ないのですが、誰か先生の講演あったかなあ?そのへんはあまり記憶がありません。
印象に残ったのが、会場にいた、笑ってた沢山の人達が、ほぼ皆さんが依存症当事者であり、そして、その人たちの話には、自分がしてきたことや、ギャンブルをしていた時の気持ち、そして悔やんで泣いている方もいました。
私は、少し離れた自分より前に座っていた元妻が気になっていたけど、見たくなくて、下をずっと向いていたのですが、時々話している方を見ると、笑顔で、嬉しそうにしていて、また真剣な眼差しで、自分の過去を振り返っていたりしてました。
自分のギャンブルはおかしいことは分かっていましたが、ギャンブル依存症である、ということには、何となくそうだろうな、とも思っていたので、この人たちみたいに、ギャンブルをやめることが出来るのかなあ?とか漠然と思っていました。
会の終わりに、初めての参加者は起立してください、と言われ、モジモジしていたら、元妻が、立ったら!みたいなSignを送ってきたので、しぶしぶ立ちました。
ウェルカムキーホルダーと、ハンドブックを手渡され、握手してもらい、拍手を沢山貰いました。
ミーティング終わったあと、何人かに声を掛けてもらい、「また是非お会いしましょう!」とか言って下さり、ホッとしたのを覚えています。
最後に唱えた平安の祈りが、なんかもしかしたら新興宗教かなぁ?とか不安にはなりましたが、ここまで沢山の交通費を掛けて来て良かったなあと思いました。
帰りは、駅まで元妻が乗せてくれ、今日会えたことが、治療の始まりだねと言われ、ここから、回復の道が始まっていくことをふんわりと感じていました。
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