沢山の失ったもの
おはようございます、ベロです。
次に向かうために、振り返ってみます。
ギャンブル依存症になりました。
病気を認めました。
病院に診察を受けに行きました。
自助グループに繋がりました。
入院しました。
家族の支援も頑張ってやってみます。自助グループはもちろん継続してます。
この流れの中、私は、たくさんのものを失ってきました。
まずはお金。
ギャンブルで使ったお金は本当に19から30代後半までで、4000万くらいになっているんじゃないかなあ?
全額負けて、全て借金というわけではないにしても、
債務整理(任意整理と個人再生)もし、尻拭いもたっぷりしてもらいました。
そして、自分自身でも、飽きるほど返しました。今もまだあります。
次に時間、ギャンブルに費やした時間、かなり長いですね。
遊び感覚は本当に最初の頃だけだったので、後は開店から閉店まで、時間の許す限り、ご飯も食べずに延々と打っていました。
彼女とかもいなかったわけではないけれど、彼女も含め、人に会う時間がもったいなかった、人に会うのが嫌だった。
いつも俺を早く解放してくれ、パチンコが待ってるんだ。っていつも考えていました。一度目の結婚の時も、家に帰る時間を惜しんでパチンコしてました。
子供が生まれたら落ち着くと思っていたけど、あまり変わりませんでした、嘘をついて、仕事や用事を作り、借金を増やしてもやっていました。
今の妻と付き合っているときも、嘘をついて、仕事を休んでパチンコしてました。
そして、人間関係。
先ずは友達。沢山の人に迷惑をかけました。学生のときから、友達からお金を借りては返すというのも当たり前になったし、返さないままの人もいました。
それだけでなく、ギャンブルの時間が長すぎて、友達と遊ぶのも当然面倒になって来て、だんだん疎遠になってきます。
パチンコが終わってから遊んでくれる人もなかなか居ないし、あまりにも付き合いも悪いから、避けられるようになってきました。
そして、お金を借りた人達から、悪い評判も流れていき、孤立していき、益々ギャンブルにハマります。
両親との関係。何度も尻拭いもしてもらい、それでもギャンブルもやめず、見捨てられるということはありませんでしたが、やはり、緊張した状態でした。
お金の話になると、先ずは貸せないよ、貸さないよ、と、貸して欲しいと言うまでもなく、拒まれるし、そこでまた巧妙な嘘で、何とか親からお金を借りていたりしました。
そして、1度目の結婚をする前から、前の妻には、一緒に借金を返した貰ったという経緯もあったので、常に元嫁の方が立場が上。
何をするにも、相手の機嫌を伺わなければならないし、子供ができでも、実家になかなか行きたがらず、その事で喧嘩になることもしばしば。
結果的に、親や、兄弟とも疎遠になってしまいました。盆、正月位は会いたいと前から私は言ってましたが、行きたくないということで、一年以上実家にさえ立ち寄らなかったこともありました。ギャンブル依存症と分かってからは尚更です。
子供。私は子供のことが本当に大好きで、それは今もかわらないのですが、ギャンブルをしていた当時は、やはり子供の世話よりもギャンブル。子供と約束をしていても、ギャンブルが優先で、子供にまで嘘をついてギャンブルに行ってました。そして、ギャンブルをやめてからも、イライラはなかなか取れず、子供にあたったりもしたこともありました。言うことを聞かないと、無視をしたり。暴力は奮ったことはありませんが、精神的な痛みは与えていたような気がします。
最後に信用です。
これは、私は最後まで否定していたのですが、振り返ると、信用もすごく失っていました。
友達、親、兄弟はもちろん疎遠にもなっているので、信用とかの問題でもないですが、主に職場ですね。
仕事場にも、嘘をついて休んでギャンブルをすることもしばしば。若い頃はギャンブルのし過ぎで、働いていた所を解雇になるということもありました。
ある程度、歳を取ってからも、ギャンブルは止められなかったので、嘘をついて、職場はよく休みました。でも、私は働いている時は、がむしゃらに頑張っていたので、信用はあると勝手に思っていました。
でも、普通に考えれば分かりますが、仕事もちょいちょい休み、しかも早く終わらないかなと、ギャンブルのことばかり考えている自分が、信用があるはずはありません。そこに全く気が付かず、自分はやれていると思っていたところが本当に病気だなあと今では感じます。
そして、人との約束も、ギリギリになって、断ることがよくありました。なので、人と約束をすることも、本当にだんだん無くなってきました。
ギャンブルをしていたことで、得た物は、一瞬の快楽と、長い長い孤独感でした。そして、生きづらさを抱えながら、生きてきたのでした。結構長い間、よくこの状態で耐えたなあと、今はゾッとします。
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