スリップの告白 ベロの物語㉖
前に吸っていた煙草を吸いたいがために簡単にスリップしてしまったのですが、きちんと止められていませんでした。
スリップしたというよりも、無力が入っていない、仲間がいなかったので、我慢に限界がきたといったところです。
最初の一回に勝ち、最初の頃は、ずっと1パチをしていましたが、あまり残業がない職場だったこともあり、平日も時々行くようになりました。
そして、自助グループも遠のき、病院も2週に1回診察があるのですが、二回都合が悪いと、キャンセルしました。
そして、ある日の日曜、1パチを朝から打とうと並んでいたら、職場の長年の同僚が、「大勝ちしたから、少しまわしてやろうか?昔ずっとお世話になってたし、兄弟みたいなもんやろ!」と言われ、3万借りました。
ある時払いでいいよ、と言われましたが、もう話半分。
ずっと打ちたかったスロットに向かい、千円、また千円、、、
あっという間にのまれてしまい、帰ろうかなと、同僚を見に行くと、また大勝ちしてます。「後三万だけ貸して」
とうとうその日に11万一気に借りてしまいました。
全部負けました。もう仕事どころではありません。事務員さんに言い訳をして、5万借りて、いくらかでも勝って、同僚に返済しようと、仕事を休んでまでまた打ちに行きます。はい、無くなりました。
もうどうしようもありません、所長に謝り、次の給料で全額返済するよう頼み、同僚には5000円ずつ、毎月返済するのを無理やり承諾してもらいます。3万ずつ返してもらわないと困るといわれるものの、元妻に相談しましたが、当然答えはNO!
この時はただ単純に、債務整理をしていたため、その先借りることはできなかっただけで、当然サラ金のカードを作りには行きました。
発行してもらえなかっただけです。
ここでまた、会社の信用も、友達も一人無くしました。
スリップの顛末のあと、やっと病院と、自助Gに行きます。先生からは、もう一度、やり直していきましょう、入院しますか?と言われましたが、通院を選択させてもらいました。
自助Gに行きました、物凄く暗い顔をしていたのでしょう。代表の方に、「大丈夫?、何かあった?」と声をかけて頂きました。
涙が止まりませんでした
初めて仲間に心を開き、スリップを打ち明けました。そして、メールの交換もし、いつでも連絡くださいと言ってもらい、そこから少しずつ
解放され、依存症に真剣に向き合っていくようになるのです。
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