最初の結婚 ベロの物語⑮
どの土地に行っても、どんな仕事をしても、ギャンブルと、借金の問題はいつも自分に付きまとっていて、その問題がない時はありませんでした。
でもそうしているうちに、年齢も重なってきて、実家の親、自分もそうでしたが、問題には気づかず、もうそろそろ結婚しなきゃなみたいな感じになりました。
その当時は、飲み屋に行き、お気に入りの子はいましたが、彼女とかは居なくて、確かにそういった意味では寂しい思いをしていました。
パチンコが友達であり、恋人だったので、そんなことはずっと感じていませんでした。
それでも、なんの縁があったのか、地元で親の仲の良い友達から、紹介された人がいました。
今思うと、やはりこの時に問題に向き合っていたら、と思うのだが、後の祭りでした。
遠距離恋愛の末、結婚に至るのですが、付き合っている最中も、ギャンブルも、飲みに行くのも全く止まらず、何時も金銭的にはギリギリ、こちらが会いに行くのも、相手がこちらに来るのも、正直負担が凄く大きかったです。
そういうイベントをする度に、借金は増えていきます。
自分は借金が沢山あったので、中々結婚の言葉は出せませんでしたが、相手がもうそろそろ結婚したいなとなってきた時、自分が大きな借金があることを告白しました。
さすがにとてもじゃないが結婚生活はできない、金銭的に無理だと思ったので、白状したと言う感じでした。
当然彼女は困惑し、一週間位考えたのではなかったかな。
彼女も、その頃は問題を知らなかったこともあり、2人で頑張って借金を返済してから、お金を貯めて、結婚しようということになり、もうギャンブルはしないという誓約書も書きました。そもそもそれも全く意味は無いのですが、
言われるがまま。
10年くらい、親に仕送りをしていたのも辞めました。
生命保険も解約しました。
この頃は借金を返済するために、表面上はあらゆる努力をしました。出費を極限まで減らしました。
先に彼女にお金を借りて、返せるだけ返したので、当然限度額は更に大きくなり、信用が着いてしまいます。
最初の頃は、感謝と罪悪感で、もちろん借りたりはしませんでしたが、やはり独身で、タバコも吸ってて、月に20000で生活はキツすぎました。
カードを再発行し、少しずつまた借りるようにはなりましたが、決して言いませんでした。結婚出来なくなると思ったからです。
そして、表面上全額返して、結婚出来るくらいに貯金して、嘘や隠し事を沢山抱えたまま結婚をしました。
それから、1年くらいは誤魔化しながら、生活をしていくのですが、子供が出来て、つわりが酷くなり、実家に養生しに元妻が帰った時に、さらに問題はエスカレートしていくのでした。
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