転げ落ちる ベロの物語④
ギャンブル依存症になって、本当に坂道を転げていくように落ちていくのですが、私の場合、何度も何度も深い深い谷底へ落ちてしまあました。これから何度も落ちます。
学生なのに、アルバイトと、ギャンブルと遊び、プラスゲームが中心の今では考えられない生活をしていた19、20歳のころですが、そんな生活は長くは続きません。
まず、お決まりの家賃滞納、公共料金未払い、もちろん電話もストップします。
ギャンブルを始めた頃から今思うと、博打の才能無しというか、パチンコができる時間は勝とうが負けようがずっとやってるので、当然少しずつであろうがいっぺんにであろうが生活は苦しくなっていきます。
最初の頃は、学生ローンもカードも作るのも怖いし、借金するのが嫌なので、まず出費を抑えようとします。
でも、それはパチンコで勝ってからすぐに返すという狂った考えのもと使ってはいけないお金を使うので、どこかで補填しなければという思考に変わっていきます。
なので、次は彼女や友達に嘘をついてお金を借りました。ちょっとではありませんでした。
このお金に関しては、大学を辞めた時に、親が返済してくれたのですが、
彼女に50万、友達に50万、職場の上司に50万借りていました。
彼女からは催促などは一切されませんでしたが、友達や、上司にはかなり追い込まれました。当たり前ですよね、一度も約束通り返してないのですから。
そして、追い込まれて、学生ローンや、サラ金にも手を出し始めます。
カードは今のように無人ではなかったので、カードを作りに行くのが本当に嫌でした。
ですが回を重ねていくうちに、慣れてしまい、こうすれば早く契約できるとか、増額ができるとか、そんな知識も増え、自分をお金を用立てる天才とか思っていました。
本当に今考えると恥ずかしいし、恐いです。
自分のお金と借金の区別がもうつかない状態でした。
それでも学生にいくらでも貸してくれるわけもなく、そのうち破綻が来ます。
一社、また一社と限度額一杯で、借りることは出来なくなりました。
最後はクレジットカードの現金化?カメラやパソコンを買い、二束三文で引き取られ、後は分割払いです。
そうして得た少しのお金を手に入れ、またギャンブル場へ駈け込んでいました。
もうどこからも、誰からも借りれなくなっているのは自分でも自覚していて、最後はアルバイト先にもクレームもきて、借金を返したら、またアルバイトに来てもいいよ、といわれ、働き口まで奪われてしまいました。
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