退院後もハマります
こんばんは、ベロです。
元の話に戻ります。
退院が迫ってきて、最後に入院の感想などをみんなの前で発表したりするのですが、いかにも薄っぺらくて、内観療法もやったのに、自分の中に残っているのは、ただ外界から遮断されて、体が休めたことと、確かに自助グループには行けたので、仲間と繋がれたことくらいです。
入院中も心が安定していたと言うわけではありませんでした。
やはり誰か、何かをターゲットにして、不平不満ばかりを同じ入院患者と語り合っていました。
だけどね、自分の経験から自分の話ですけど、仲間と繋がってるからと言って安心なことはひとつもありませんからね。
仲間と繋がってたって、ギャンブルに対する無力をきちんと認めて、もうやらないと言う思いとか、やめ続けるためにどうやって生き方を変えていくとか、人のことじゃなくて自分のことを見つめるとか、実はたくさんの条件があって初めてやめ続けられるのであって、色んなものが欠けていると、すぐにまたスリップしてしまいます。
本当に今でも思いますけど、やめ続けることって簡単なことではありませんから。
わたしは退院後、すぐに離婚の話をしました。経験された方はお分かりでしょうが、ものすごく大変です。
別れる原因を作ったのはどっちですか?と言われちゃいそうですが、もちろん私のギャンブルが原因で生活が破綻し、信用、信頼を失った為に結果として離婚ということになってしまったのです。
だからといってこっちにダメージが全く無いわけでもなく、離婚に関する色んなことをやるストレスもあるし、私の場合は公正証書も作ったので、そこからまた大変でした。
私はただいち早く別れるために、ほとんどの条件を鵜呑みにしてしまったため、それは今でも厳しさは続いています。
金銭面だけではなく、他の条件なども、考慮してから公正証書作成しないと大きな大事になりますから。
どちらの側も気をつけた方がいいと思います。
私にとってはやっとの思いで離婚しました。
というのは、そのときもですが、元妻の金銭的執着が本当に嫌で、早く養育費だけにしたいという思いがありました。
その当時は本当に憎しみしかありませんでしたね。
相手も私とやり直すことは考えてないので仕方ありませんが、病院に入院中の対応の悪さ、遅さや、離婚が決まってもいつまでも生活費を請求されることに本当に嫌気がさしてました。
しかし相手からすればごく普通の真っ当な請求だったようで、私は根こそぎ持っていかれました。
そのストレスもありましたが、何しろ私はゲームを全くやめていなくて、ギャンブルがゲームにスライドしました。
完全に現実逃避のゲーム依存症です。
現実の世界は仕事も復帰し、辛いことばかりありました。
仕事、離婚問題、借金問題。
それを忘れさせて貰えるのがその時はゲームでした。
ゲームの世界の中では、まあまあな立場で、サブリーダー的な存在、戦いがあるゲームだったので、その戦略を立てたり、勝つための連携を考えたり。
イベントでもまあまあいいポジションになったり。
完全にゲームに逃げていたので、ゲームばかりしていたので、ゲームのレベルはすごく上がっていたし、何しろ課金しました😰
酷い時はひと月に50万もゲームに課金していました。
現実を全く見ていなくて、仕事を休んでまでゲームしていました。
ゲームの中で立場や賞賛を受ければ受けるほどゲームの時間、ゲームのことを考える時間、そして、課金が酷くなっていきました。
いつの間にかゲームの中から抜け出せなくなっていました。
それを救い出してくれたのは妻です。
離婚したあと色んな経緯があって、付き合うようになっていました。
彼女はその頃一人暮らしをしていました。
時々遊びに行く事がありました。
ある時私がタブレットを家に置き忘れた時に、たまたま課金の明細の画面に妻がたどり着いたのです。
あまりお金のことや、タブレットのことも詳しくない妻がよくそこにたどり着いたと思いますが、何せそれを見て本当に驚いたようです。
そして、ここ数ヶ月の課金の額を私は見せられました。
「これどういうことかな?」
「今の状況でいいと思う?」
「あなたは現実の世界に生きてるんだよ、こっちに戻ってきて」
色んなことを言ってくれました。
私はその頃ガラケーとタブレットの2台持ちだったので、タブレットは妻に預けることにしました。
そうすればゲームも出来なくなるので。
でもタブレットを預ける時もさんざんごねました。
まずゲームをやめたくなかったことと、その中で知り合ったゲーム仲間と離れたくなかったこと、またゲームを断念したあとも、お別れの挨拶がしたいとか、本当に現実に戻ってこいよ、という感じでした。
今となっては本当に笑い話ですが、その当時は大真面目。自分の心臓をえぐり取られるような感覚でした。
しかしながら、自分のおかしさはわかっていたのと、ギャンブル依存症からの回復をめざしているので、ゲーム依存からは、私の場合は完全に絶つことしか離れる方法はないと思っていたし、そうしました。
私はスマホをもって、ようやく3年目です。
それまでは自分がゲーム依存だとわかっていたので、持ちませんでした。
色々考えることや、落ち着いてきたのもあり、スマホを持つように決めましたが、妻は心配はしていました。
今でもゲームはアプリもひとつも持っていません。
無課金のものだろうと、課金するものだろうと、私はハマりやすい性格だというのがわかっているので、やらない選択肢しかありません。
たた昔と違うのは、今回のTwitterのように、一旦止めてみるとか、やる前に検討してみるとか、以前にはなかった行動をとる事ができるようになったことです。
自分が変わるために何をしていこうか、何をしたらどうなるのか、始める前に少し考えて、それでもやりたければやるという行動をするようになってきています。
それは私の変化だったり、成長だったりするのでしょうが、まだまだ大人としても半人前。
たくさんの人生の修行が必要ですね。
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